ムーガタはタイの肉料理

 

ムーガタとは、簡単に言えばタイ式の焼肉のことをいいます。ただし、一般的な焼肉と違っているところは、このムーガタに使用される専用鍋が独特の形をしていることです。この独特の鍋のおかげで、ムーガタは、その中央あたりでは普通に焼肉を焼き、その周りの溝にはスープが張られているので、普通の鍋のようにしても食べられるのです。したがって、焼肉としゃぶしゃぶの両方が一度に味わえてしまうといった感じですね。

 

ムーガタの“ムー”とは豚肉のことをいいます。かと言って、豚肉だけではなく、豚や鶏を中心として、心臓やモツ系まで色々な部位が揃っているのです。もちろん野菜も、白菜、キャベツ、空心菜、セロリ、人参、ヤングコーンなど色々です。好きな具材を煮るなり焼くなりして、タイ風の甘めのタレに付けて食べるというスタイルです。

 

このムーガタを提供するお店は、ブュッフェスタイルを採用しているところが多いようです。店内にずらりと並べられた具材の中から、自分の好きなものを取ってきて自由に食べるというスタイルが、ムーガタの本場タイでも人気があるようです。

 

そういったお店では、ほとんどの場合、焼き飯や焼きそばなどのご飯物や、フルーツなどの軽いデザートもあるので、非常に便利でお得です。もちろん、その料金もブッフェスタイルの場合はだいたい100バーツ前後というお手ごろな値段ですので、経済的にも非常にお得なわけなのです。